さて、あなたはレジサポ転換というフレーズを聞いたことがありますかね?人によってはサポレジ転換といったりもします。
どちらも同じ現象のことを言っているので言いやすい方で覚えれば良いかと思います。
ちなみに僕はレジサポ転換の方が言いやすいので、この記事ではこちらで進めていきますね!
✔ 本記事の内容
- レジサポ転換とは何かを解説
- レジサポ転換がなぜ起こるのかを説明
- 実戦的なレジサポ転換の使い方を解説!
レジサポ転換とは
具体的にレジサポ転換とは何かというと、今までレジスタンスとして機能していた水平線が破られ、今度はサポートラインとして機能するという現象です。
逆の場合、今までサポートとして機能していたラインが破られ、今度はレジスタンスとして機能する現象。
これもレジサポ転換と呼びます。
言い方を変えて説明すると、抵抗体として機能していたラインが突破されて戻ってきた所をバウンドしたタイミングですね。
画像を作ってみました。
このようにレジサポ転換には水平線が大きく関わってきます。
水平線についてイマイチまだわからないという方や、もう一度水平線についておさらいしたいという方はコチラの記事を読んでみてくださいね!
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水平線の引き方を完全解説!【初心者向け】
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なぜレジサポ転換が大事なのかというと、抜けた抜けないの判断をレジサポ転換するかしないかで見ているトレーダーが大多数だからです。
ただレジスタンスを上抜けただけではまだ危険。水平線の下に戻ってきてむしろ強烈に下げていくなんて事も往々にしてあります。いわゆるダマシというやつですね!
このダマシが怖いので一度しっかりと水平線で支えられるのを待ってから皆エントリーするのです。
支えられた事をもって【抜けた】と判断する人が多いからこそ、その後大きく伸びやすいと言えます。
レジサポ転換はなぜ起こるのか?
なぜレジサポ転換のような現象が起こるのかというと、それは相場参加者の心理が影響しています。
さまざまなトレーダーのエントリーや決済がそのポイントに集中しやすいからです。
よく語られるのが損失を出しているトレーダーの『建値逃げ』や、新規でポジションを建てるトレーダーの注文が同じような位置で入りやすいからだといわれています。
どういう事か画像を使ってみていきましょう!
ご覧のように黄色の水平線でキレイにレジサポ転換していますね。
最初はレジスタンスとして機能していた水平線ですが、レートが上に抜けてからは一転してサポートとして機能しています。
ところが、またもやレートは水平線を下抜き、もう一度レジスタンスとして機能しています。
これもレジサポ転換になります。
この状況をトレーダーの心理を追ってみていきましょう!
レジサポ転換時のトレーダーの心理
まず、画像左側のレジスタンスとして機能していた水平線をレートが上抜きました。
この時点ではまだ買うには早く、先ほどの水平線で一度レートが支えられるのを待っているトレーダーが多いでしょう。
(トレーダー)「よし、狙いの方向に動き出したぞ!でも一度戻ってくるまで我慢だ!」
そこからレートが水平線まで戻ってきて、画像の赤マルで支えられ、レジサポ転換が起きていますね?
この辺りで買ってくるトレーダーが多いと思います。
(トレーダー)「ヨッシャー!レジサポ転換来た!これは激アツ!買いだよ買い!ロングポチィー!!」
しかしレートはたいして上がることなく、そのまま力なく落ちていきます。そして水平線も下抜きました。
(トレーダー)「おいおい、ふざけんなよ!レジサポ転換したじゃねーかよ!下がるとか聞いてねーよ!」
「あー、神様助けてください~、一回でいいから戻って下さい~!」
そしてレートはもう一度水平線を目指します。
(トレーダー)「ちょっとマイナスだけどさっきよりはだいぶマシだな。水平線で跳ね返されそうだし、この辺りで逃げておくか!損切りポチィ!(売り注文)
(売りを狙っていた別のトレーダー)
「ヨッシャー!レジサポ転換しそうだなこれ!ショートポチィー!!」
このように損切りによる売りと、新規ショートによる売りが重なってレジサポ転換が起きる。と考えられています。
買いの場合も同じ原理になります。
ではなぜロングの時のレジサポ転換は伸びなかったのでしょうか?それは...
実戦的なレジサポ転換の使い方
先ほどの画像ではショートのレジサポ転換はうまくいっていたのに、ロングの方はうまくいきませんでした。
なぜうまくいかなかったのかというと、実は長期足が下降トレンドだったから。
先ほどの画像一枚では長期足の方向まで判断できないので申し訳ないのですが、短期足でレジサポ転換したからといってエントリーしても、いずれ長期足の方向にのまれてしまうのです。
レジサポ転換は確かに強い根拠のひとつにはなりますが、絶対という訳ではありません。
ではどうすれば良いのか。
これは実にシンプル、簡単です。長期足の方向に合わせて狙う。長期足の方向にしか狙わない!
これに尽きます。細かいテクニックを言えばキリがないのですが、長期足の方向に合わせるだけで格段に負けづらくなります!
長期足のトレンドと反対方向に向かってレジサポ転換した場合はスルーです!
- まず長期足の方向に目線を固定する
- 短期足での押し目を待つ
- 長期足の±1σや水平線で反転の兆しを確認
- 短期足でレジサポ転換したことを確認してエントリー
実戦的なレジサポ転換の使い方としてはこれが鉄板かと。
最後に
この記事を読んだなら、まず実際のチャートでレジサポ転換している場面をたくさん見つけて観察してください。
できれば長期足の方向に向かって相場が動き出すところをたくさん見つけてほしいのです!
それが今後あなたが実際のトレードで狙うべきポイントになってくるはずなので、もういくつでも見つけまくって下さいね!
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