規則性とか、キケンな時間とかあるのかな?
この記事ではこんな疑問を解決します!
✔ 本記事の内容
- FX相場の基本的な時間の流れ
- 相場を動かす3つの時間
- この時間を避けるだけでリスクは大幅に下げられる!
相場には時間ごとにさまざまな特徴があります。
動きやすい時間もあれば、ほとんど動かない時間もあります。
24時間の中でも、ある程度の規則性に沿って動いているのでこの機会に覚えておきましょう!
もくじ
FX相場の基本的な時間の流れ
まずは相場が動いている時間についておさらいしておきましょう!
FXの取引は基本的に平日であれば24時間いつでも取引が可能となっています。
厳密に言えば、ゴールドや原油などのいわゆる先物取引ではFX業者によっては毎日6:00~7:00までの1時間程度取引ができなくなります。
取引ができないのは土曜日と日曜日で、NYの取引所が閉まるのが5:55なので、
正確には土曜日の5:55~月曜日の6:00までがFXで取引できない時間になりますね。
24時間動いている中でも『相場の時間割』というものが存在します。
詳しく見ていきましょう!
相場を動かす3つの時間
相場には大きく分けて3つの時間割があります。
これは世界の3大市場といわれる、東京・ロンドン・ニューヨークの3つの市場が動き出すタイミングで、それぞれ特徴が違うので解説していきますね!
① 東京時間 (東京市場)
まずは東京市場です。私たちにとっていちばん馴染み深い名前ですね!
東京市場は9:00にオープンして、15:00にクローズします。
特徴としては【円】絡みのクロス円がよく動くという特徴があります。
逆にGBP/USDやEUR/USDなどのいわゆるドルストレートなどはあまり動かない傾向がありますよ~。
この時間にドルストレートを取引していると、「ぜんっぜん動かないやん!イラつくわー!」と、なりやすいので気を付けてくださいね(笑)
個人的にはオージー絡みもよく動く時間かな?と思っています。とはいっても東京時間は一日の中では比較的ボラティリティは小さめであると言って良いでしょう。
そして東京時間で大事なのは、【仲値】が決まる9:55です。
仲値というのは、日本の各銀行が今日は1ドルあたり~~円で両替しますよー!という値段を決める時間で、外貨を扱う企業などにとっては結構大事なイベントなので、9:55前後は大きく動きやすいので注意が必要です!
② 欧州時間 (ロンドン市場)
続いてロンドン市場について解説します!
東京時間が終わり15:00を迎えると、まだロンドン市場はオープンしていないのにも関わらず結構ボラティリティが出てくる印象です。
そして16:00になると一気に相場が動き出します。世界一の取引量を誇るロンドン市場の開幕です。
ロンドン市場は16:00~翌1:00頃までで、東京時間よりも長くオープンしています。
この時間ではやはり、欧州通貨のユーロやポンドの取引が活発になります。
東京時間に比べるとボラティリティも大きくテクニカルも効きやすいのですが、16:00から一気に動き出し、東京時間の流れを全否定するような事もしばしば。
そしてロンドン市場にも東京市場の仲値にあたる【ロンドンフィキシング】というものがあります。
通称【ロンフィク】ですね!
毎回そうなるという訳ではありませんが、日によってはロンフィクを境にガラッと相場の方向が変わったりするので注意が必要です!
そしてロンフィクの時間にはとっくに始まっているのがNY市場!
③ アメリカ時間 (NY市場)
ロンドン市場とNY市場には被っている時間があり、これを【コアタイム】と呼びます。
NY市場は22:30からオープンするのですが、少々ややこしくて、NY市場がオープンする前の21:30からアメリカの重要な指標が数多く発表されます。
これに伴い、だいたい21:00頃からボラティリティも大きくなってきます!なのでザックリ21:00頃からNY市場は始まっているという認識で大丈夫です!
NY市場の特徴としては、21:00頃からボラティリティが上がってきて22:30から更に激しくなってきます。
開始から30分の値動きは初心者にとっては鬼です。上に下にビュンビュン動きますし、基本的にどの通貨ペアでもその日最大のボラティリティを発揮します。
判断の遅い、もしくは判断を行動に移せないトレーダーには厳しい時間帯だと言えるでしょう。
NYオープンからロンフィクまでの間が一日の中で最も激しく相場が動く時間になります。
ロンフィクを過ぎるとだんだんと値動きが落ち着いてきて、6:00前にはNY市場がクローズします。
そしてこのタイミングで日足が確定するんですね。
ちなみに、NY市場には仲値やロンフィクのようなものはありません。
夏時間と冬時間
もうひとつ覚えておかないといけないのは、夏時間と冬時間です。
これは海外のサマータイム制度によるもので、夏の間は日が昇るのも早いし、時計の針を1時間進めちゃおうよ!という日本人にはよく分からない制度で、夏と冬では1時間ズレますよということ。
今までこの記事でお伝えしてきた時間は全て夏時間でのお話になります。
冬時間では欧州時間からの時間にプラス1時間してください。
夏時間では欧州オープンは16:00でしたが、冬時間では17:00にオープンします。
NY市場も同様で、22:30オープンが冬時間では23:30に変わります。
雇用統計など重要指標の発表も21:30から22:30になります。
東京時間だけはそのまま変わらず9:00~15:00となっています。
冬時間となる期間は11月の第一日曜日から3月の第二日曜日となっています。
切り替わりの時期になると使っているブローカーからメールでお知らせしてくれるし、Twitterをやっている人であれば、FX界隈の人達が呟いてくれるのでわかりやすいです(笑)
なのであんまり気にしなくても大丈夫ですよ!
この時間を避けるだけでリスクは大幅に下げられる!
これはもう結論から言って、重要指標の発表時にはトレードしない!これに尽きます!
指標の発表時にはついついポジションを持ってみたくなりますが、これをやってしまうとその後のあなたのトレード人生において、大きな障害となってしまいますよ!
たまたまうまくいったとしても、そうなれば必ずもう一度、というかこっぴどくやられるまで指標のたびにポジションを建てては「ワーッ!ギャー!」と、まるで素人のような事を繰り返してしまいます。
一度変な癖がついてしまうとなかなか直すのは時間がかかるので、ここはグッとこらえて指標の値動きが落ち着いてきた頃に(15~30分後)しっかりとした根拠を拾ってトレードしましょう!
それからでも全然間に合いますよ!
ではどこからが重要指標なのかというと、こちらのみんかぶFXの経済指標カレンダーを参考にして、星4つからは重要指標という判断で良いと思います。
ブックマークしてホームに貼り付けておくと便利ですよー!
「どうしても指標でギャンブルしたいんじゃぁ!」という方は海外口座を使ってやってください。
「ゼロカットシステム」があるので追証になることは防げます!
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それと、重要指標の発表前には相場全体が様子見モードに入って全然動かないなんて事もよくあるので、前もって指標は確認しておいた方が良いです!
まとめ
市場ごとの特徴を理解しておけば、テクニカル的にはいい位置でエントリーできたのに全然動かないとか、指標をまたいでポジションがすっ飛んだりすることも無くなるのでしっかりと頭に入れておきましょう!
基本的にはどの市場で取引しても問題ないですが、それなりの値幅を欲しいなら欧州時間からがオススメです。
手法だけではなく、あなたの得意な時間も理解しておくことでトレードの成績も安定してきます。
時間と手法の組み合わせでコレだ!と思えるあなただけの【型】を作っていきましょう!
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