

「ピプス」なんて言葉はFXをやっていなければ一生知ることのない単語ですよね。
FXでは色々な通貨を扱っています。ドルや円、ユーロやポンド。
これらの中で例えばドル円のレートが125.60から125.77に上がったとしましょう。
するとこれは125円60銭で1ドルと交換することができた。
という状況から125円77銭じゃないと1ドルとは交換できませんよ!という状況になったということです。
もう1つ、ポンドドルの通貨ペアで1.2620から1.2625に動いたとしましょう。
これは1.2620ドルで1ポンドと交換できた。という状況から1.2625ドルじゃないと1ポンドとは交換できませんよ!という状況になったということです。
はい、よくわかりませんよね…ややこしいやろと。
もしこの状況をFXのことをまったく知らない誰かに説明するとなると、想像するだけで嫌になってきます。
「1ポンドあたり1.2620ドルから1ポンドあたり1.2625ドルに上がったんだよね~・・・」
えっ、誰かとFXの話をするたびにこんな面倒くさい会話をしなくてはいけないのか。
と思うと嫌になります。
しかし、このややこしい問題を解決してくれるのが「ピプス」という魔法の言葉です。
ドル円であれば○○”銭”上がった。ポンドルであれば○○”ドル”上がった。
と、いちいち面倒くさい違いがあるのですが、これを全ての通貨でやられると
○○ペソとか○○ウォンとか○○ランドだとか、
ぶっちゃけ覚えてられません。
そこで、「もうピプスで統一しちゃおうよ!FXの値動きは全てピプスで統一ね!」となるわけです。
これでドル円だろうがポンドルだろうが「○○ピプス動いたね!」で話が通じる訳です。
ドル円であれば、125.60の0の位が1ピプスになります。
なので125.60から125.77になると、17ピプス上昇したという事になります。
ポンドルであれば、1.2620の0の位が1ピプスなので、1.2620から1.2625になったということは5ピプス上昇したという事になります。

ピプスとは通貨ペアの『値幅』のことを指す言葉だと理解しておけばOKです!