FXの取引をするうえで絶対に知っておくべき基礎知識を学んでいきましょう。
FXはモニターに映る「チャート」を見ながら取引するわけですが、
チャートというのは過去から現在までの値動きを可視化したものです。
価格の上下を縦軸で表し、
時間の流れを横の軸で表しています。
これによりどのくらいの時間でどれだけの価格が動いたのかが一目で分かるようになっています。
時と共にチャート上に刻まれていく線は
「ローソク足」といいます。
トレーダーはローソク足の並びを見て
「買い」や「売り」の売買判断をしていくんですね。
ということで、
まずはローソク足について学んでいきましょう。
ローソク足を理解する
ローソク足がどのようにしてできあがるのか解説します。
4本値
ローソク足は4本値から成ります。
4本値とは
- 始値(はじめね)
- 高値(たかね)
- 安値(やすね)
- 終値(おわりね)のこと
始値はローソク足が誕生した瞬間の値段なので、ただの横棒「ー」こんな感じです。
始値からローソク足が出来上がるまでにもっとも上昇した所が「高値」反対にもっとも下落したところが「安値」となります。
ローソク足が完成した瞬間の価格が「終値」です。
ローソク足の始まりと終わりは
「時間」によって決まります。
1時間足なら、1時間の間にもっとも上昇したところが「高値」です。
最終的に始値よりも上昇して確定したローソク足を「陽線」(ようせん)
下落して確定したローソク足を「陰線」(いんせん)と呼びます。
それを踏まえて以下の図をご覧ください。
始値からグングン上昇し高値を作ります。
しかし価格は急反転し下落。
始値を割り込み陽線から陰線になり、さらに下落します。
そこから少しだけ上昇しローソク足が確定しました。
この場合は「陰線」で確定したということになりますね。
こんな感じでローソク足ができあがるまでに動いた価格まで一旦「線」が伸び、最終的には
「始値」から「終値」までの距離を実体として残します。
実体以外の動いた部分は「ヒゲ」と呼ぶ。
ローソク足を構成するのは「実体」と「ヒゲ」です。
実体は言うまでもなく始値から終値までに動いた価格を表しています。
ヒゲは、一度はある価格まで実体が伸びたものの、反対勢力に押し戻された距離を表します。
ここまでがローソク足の基本です。
ここから更に「時間足」という概念が加わります。
チャートには複数の時間足があり、
世界中のトレーダーに見られているのは主に以下の時間足になります。
時間足の種類
- 1分足
- 5分足
- 15分足
- 1時間足
- 4時間足
- 日足
- 週足
- 月足
1分足は1分でローソク足がひとつ完成します。
同じく4時間足であれば4時間で一本のローソク足が確定します。
主に1分から15分足を「短期足」
4時間足と日足を「長期足」と呼びます。
週足、月足は「超長期足」といったところでしょうか。
この中でもっとも情報量が多いのが1分足です。
日足は1日に1つのローソク足しか出来上がりませんが、
1分足では1日に1,440本のローソク足を刻みます。
ただ、相場で意識されやすいのは圧倒的に「長期足」です。
なので、「長期足の方向に従いつつ、短期足でタイミングを測ってエントリーする」
というのがいわゆる王道のトレードになります。
チェックポイント
長期足の方向を見極め、その流れにスッと乗るために短期足でタイミングを測ろう。
合わせてこちらの記事で「pips」についても学んでおいてください。
短い記事なのでサクッと読めます。
ローソク足を理解したら次回は
「ロングとショート」について解説します。
では。